好きな短歌を羽にして短いお話を書こうというブログです。
一首評も書くかもしれません。

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新しく書いたものほど上

◆想像力が足りない故にここに君を再現できぬ故にかなしい（花山周子）
◆たんぽぽの河原を胸にうつしとりしずかなる夜の自室をひらく（内山晶太）
◆脚の長い鳥はだいたい鷺だから、これからもそうして暮らすから（吉田恭大）

想像力が足りない故にここに君を再現できぬ故にかなしい
／花山周子『風とマルス』

たんぽぽの河原を胸にうつしとりしずかなる夜の自室をひらく
／内山晶太『窓、その他』

脚の長い鳥はだいたい鷺だから、これからもそうして暮らすから
／吉田恭大「わたしと鈴木たちのほとり」『早稲田短歌42号』